HOME > works detail > オールセラミッククラウン(フルジルコニア)
img20170613193242129245.jpg最新の3Dスキャナーで模型情報をCADソフトに読み込んでコンピュータで設計します。 140904-009.jpg噛み合わせも精密に設計し 140904-013.jpg顎の運動もしっかりシミュレーションします。 コッンピュータが設計するのではなく、国家資格を持った歯科技工士が設計をします。 dsc_3036.jpgジルコニアの色は数十種の中から選べます。 dsc_3044.jpg単色のものでも透明感がある程度ありますので綺麗です。 何よりも1200メガパスカルという強さが魅力ですが、きっちりとした設計と仕上げがとても重要です。 p7252801.jpg色や透明感のグラデーションを持ったブロックもあり、だいぶ自然な色になってきました。 p7252803.jpg形の再現性もよくいいところだらけのように思えますが、天然の歯のような色や、複雑な色はまだまだ再現できず、また硬いがための危険性も持ち合わせております。繰り返しになりますが精密に作ることが大切です。

ジルコニア
 

ジルコニアは現在お口の中に使用できる白い材料としては、強度が最も高く1200メガパスカルという曲げ強度を持っており「白い金属」と呼ばれたりもしています。
 
しかし硬さの反面、加工が難しく近年CAD/CAMというコンピュータでデザインし機械で加工する技術が歯科に導入され使用が可能になったことによって、全世界的に多く用いられるようになりました。
 
色も当初は真っ白なものしかなく透明感も歯の持つそれとは違い不透明なものでしたが、今では色調も透明感も年々歯に近いものもリリースされております。
 
強度が圧倒的に高いということが逆に怖い部分もあります。エイジングしていく人間の中に歯だけ変わらないでいるということは、もし設計に不備があった際に歯が壊れない代わりに周囲組織、歯根や歯槽骨、顎の関節にダメージが及ぶことになるかもしれません。
 
この材料の使用にあたっては、材料選択の知識、噛み合わせの知識、技術が不可欠となります。当社ではCADのオペレーターではなく、担当する国家資格所持の経験豊かな歯科技工士が設計から仕上げまで責任を持って対応提供してまいります。