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製作した歯は人工臓器
長くお口の中で機能するために。

歯を作る行為は国家資格を持った歯科技工士の技術ですが、それはまぎれもない歯科医療の一端であります。ものづくりとしての魅力は我々技術者の楽しむものではありますがただ物を作ること以外に医療としての整合性をしっかりと考えていくことはもっと重要です。
 
当ラボでは技術の研鑽はもちろんのこと、最新の機器、手法を活用しています。
また治療の基本となる診査診断の段階から歯科医師との綿密な連携をとり、最適な治療計画や設計の立案を歯を作るプロとしてお手伝いしています。
そうすることでより複雑であったりご要望の高い治療に対しても、高い精度で成功に導けるからです。
 
患者様にとっての歯科治療の成功とはそれぞれによって異なりますが、綺麗で、よく噛めて、壊れずに、体の中で長期に機能するという、審美、機能、構造、生体との調和の項目は共通かと思います。
これらの項目を真摯にまた治療開始からできるだけ早く、歯を製作する我々歯科技工士が参画し考えていくことを重要視致しております。
 
多くの患者様に心からの笑顔を持って頂けるよう努めてまいります。


歯学は愛の御業である

著書:代表的日本人で著名な故:内村鑑三氏が残した言葉に"Dentistry is Work of Love"という言葉があります。
 
氏がこの言葉を残された経緯については諸説あるようですが現在は長野県軽井沢の石の教会(内村鑑三記念堂)に直筆の書が所蔵されており一般者も観覧が可能で、かく言う私も歯学を志した若き日にその書を拝見し、常にその言葉の深さを考えながら日々研鑽を重ねております。
 
何を隠そう自身の結婚式も石の教会にて挙げているくらい影響を受けた言葉であります。
 
学生の折、恩師が講義中に話されていた「患者という字は読んで字のごとく心を串に刺された者」という言葉を忘れぬよう歯学を通して社会に貢献したいと考えています。